いい温泉宿・宮城
11㎞
約4〜5時間
初級
豊里公民館を出発し、登米市の象徴ともいえる田園風景や雄大な旧北上川の流れ、地域の歴史や文化に触れながら、平筒沼ふれあい公園を目指すコースです。 県の指定文化財である「香林寺」の山門や風格のある庭園を眺め、「平筒沼農村文化自然学習館」では県指定有形民俗文化財である竃神様をはじめ、昔の農工具や生活用品が展示されており、休憩も兼ねて見学することもできます。「平筒沼」に架けられたふれあい橋を渡り、天然のアカシデがほぼ純林状態で存在する「 平筒沼いこいの森」を歩き、最後は「平筒沼ふれあい公園」から平筒沼を眼下に眺めます。四季折々の表情をお楽しみください。
(スタート 0.0㎞) 豊里公民館は、大ホール、中ホールのほか柔道場や会議室を備えた複合施設です。施設の一部は豊里総合支所となっています。
(0.5㎞) 登米市の象徴ともいえる田園風景を楽しみながら、まっすぐに伸びる線路沿いの道を歩きます。
(2.0㎞) 北上川は、岩手県岩手町の弓弭の泉(ゆはずのいずみ)を源に発し、宮城県石巻市北上町の追波湾に注ぐ延長249kmの河川で、東北の河川では最大、日本全国では4番目の河川です。旧北上川は、脇谷洗堰(わきやあらいぜき)・鴇波洗堰(ときなみあらいぜき)により北上川から分流し石巻市の石巻港に注ぐ河川です。
(3.5㎞) 香林寺の山門は、室町時代後期に移築されたもので、県内では2番目に古い木造建築物であり、県指定有形文化財に指定されています。この山門は、昭和16年に当時のこけら葺の屋根を、瓦にふきかえるなどの改修を行いましたが、平成2年に香林寺が主体となって、移築当時の現状に近い形に復元、修理されて現在に至っています。柱など主なものは移築当時のものが使用され、400年以上の歴史を伺い知ることができます。
(6.5㎞) 平筒沼農村文化自然学習館の民俗資料展示室には、昔の農具や生活民具、いろり端、県指定有形民俗文化財「竃神」を中心とする豊里町の貴重な民俗文化財が常設展示されています。館内には研修室、展示ホール、和室などもあり、多目的に利用できる施設になっています。また、1階テラスと2階の展望バルコニーからは、野鳥や水生植物の観察、四季の景観などを楽しむこともできます。
(7.5㎞) 平筒沼の中央に架けられた「ふれあい橋」は、全長188メートルで、沼全体を一望することができます。
(8.0㎞) ナラやブナが生い茂るこの森は、全長約3kmの散策路があり、県内でも珍しい天然のアカシデがほぼ純林状態で存在しています。
(11㎞) 平筒沼を取り囲む遊歩道には、住民参加によって植えられた約800本の桜が咲き誇ります。桜の季節には、花見の観光客が市内外から数多く訪れます。夜間は、桜がライトアップされて水面に映る桜並木が幻想的な空間を演出します。また、平筒沼は県内でも有数の釣り場としても知られており、例年ヘラブナ釣り大会が開催され県内各地から釣り愛好者が集まります。森林浴を楽しむ夏、紅葉を眺めながらバーベキューを味わう秋、そして冬は雪化粧した公園から沼に飛来する鳥を観察できるなど、季節を通して楽しめます。